中部電力は、個人同士や個人と企業の間で電力を取引できる新しいサービスを2019年11月以降に始める。個人が自宅に置いた太陽光パネルで発電した電気を、中部電を通じて遠くに住む家族や応援したい企業と「シェア」することができるという。
太陽光などの再生可能エネルギーでつくった電気を国が定めた価格で買い取る「固定価格買い取り制度」は、19年11月以降に順次期間満了する。これを受け、中部電が仲介役となって、電力をシェアできる場を提供することにした。新しいサービスの詳細はこれから詰めるという。
中部電は「電力会社が電気を一方的に供給するだけでなく、顧客が参加できる取引サービスを展開していきたい」としている。