東京国立博物館（上野公園）で開催中の特別展「縄文――１万年の美の鼓動」（朝日新聞社など主催）で３１日、新たに２件の国宝土偶の公開が始まった。開幕から展示されてきた４件と合わせ、縄文の国宝全６件が初めて一堂に会した。

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３１日から展示されたのは、国宝「土偶 縄文のビーナス」（長野県茅野市、棚畑遺跡出土）と、国宝「土偶 仮面の女神」（同、中ッ原遺跡出土）。

「縄文のビーナス」は、１９９５年に指定を受けた縄文の国宝第１号。安産や子孫繁栄といった縄文の人々の願いを体現したかのような土偶だ。

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