バスケットボールB1の栃木は2日、昨季リーグMVPの比江島慎(まこと、27)が豪州NBLに所属するブリスベン・ブレッツへ移籍すると発表した。比江島は先月19日、三河からの移籍が発表されたばかり。栃木では1試合も出場せずに移籍することになるが、栃木は当初から海外リーグ挑戦を支援する方針を示していた。
10月に開幕する豪州NBLは8チームで構成され、豪州のほかニュージーランドのチームも参加。ブレッツは1985年、87年、07年にリーグ優勝し、豪州代表監督のアンドレイ・ルマン氏が監督を務める。ルマン監督はブレッツの公式サイトで「比江島は(6月の代表戦で対戦相手として)特に警戒していた選手で、ブレッツのガードの選手層に厚みを与えてくれる選手だ」と語った。
比江島は栃木の公式サイトを通じ、長年海外への挑戦を考えていたことに触れ、「東京五輪まで2年、そして(もうすぐ)28歳という年齢、今動かなくては後悔すると思い、決断に至りました」と胸中を明かした。