(17日、高校野球 金足農5―4横浜)
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横浜が好右腕の吉田を追い詰めた。一回、1番・山崎が直球を捉えて右越え三塁打を放ち、続く河原木の一ゴロで先取点を奪った。「リズムに乗せたくなくて、相手の一番得意な球を狙った」と山崎。3番の斉藤も直球一本に狙いを絞り、2点目の足場となる右前安打を放った。
これまで、緩い変化球を引きつけ自分のスイングを身につける練習に徹してきた。対戦が決まってからは、130キロ台のマシンで直球を打ち込んだ。3年生にとっては入学後、初めてのことだったという。3安打した山崎は「対策は生かせたと思う。ただ、勝ちたかった」と悔しがった。
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横浜の板川は八回に許した逆転3ランを落ち着いて振り返った。「フォークボールです。低めに投げて併殺を狙ったが、高かった」。打たれたのは、バント飛球を自ら捕った1死後。「ちょっと気持ちに余裕を持った」という次打者の初球だった。三回の2ランも手痛く、「背番号1をつけているのに、ここぞで打たれて申し訳ない」と目を伏せた。
●平田監督(横) 逆転負けに放心状態。「一球の怖さ、一球に沈んだ。吉田君から12安打も打てたのに4点。負けたのはすべて私の責任です」
●角田(横) 捕手で出場。八回に逆転3ランを打たれた場面を振り返り、「抜けた変化球を運ばれた。センターフライかと思ったんですけど……」。