日本百貨店協会が21日に発表した7月の全国百貨店売上高は前年同月比6・1%減の5132億円となった。西日本豪雨や記録的な猛暑の影響で、2カ月ぶりの前年割れとなった。
ここ最近の売上高の減少幅は1%前後の小幅にとどまっていたが、今回は、台風などの天候要因を受けた2016年8月(同6・0%減)以来のやや大きな減少となった。豪雨の影響では、地区別で広島が同14・6%減、神戸が同14・0%減とほかに比べて落ち込みが大きかった。
猛暑では、主要な顧客である年配者を中心に客足に影響を与えたとみられ、全国の入店客数は同3・9%減になった。ほかに、6月の大阪北部地震の影響で、関西を訪れる外国人客が減ったことも響いたという。