慶応大2年生 金丸百合花さん(19) 高山泰歌さん(20)
見えるのではなく見せる。肌ではなく製造工程を、透明に。
オーガニックの生地、染色、刺繡(ししゅう)。担い手の思いを販売サイトで伝える。「春日染工さん ときめく瞬間は、最適な風合いに仕上げられた時」という具合に。1枚ずつミシン縫製する動画もある。
ともに慶応大2年生。入学直後にラーメン屋で意気投合した。
金丸さん=写真左=の母はフィリピン出身。日本向けバナナ栽培の過酷な労働を知り、地元住民を支える活動をしてきた。起業家を志していた高山さん=同右=が共感して持ちかけた。「ラーメンおごるから一緒に起業しない?」
社会や自然に配慮した「エシカ…