元刑務官「僕は思わず縄をつかんだ」 死刑制度を考える——贯通日本资讯频道
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元刑務官「僕は思わず縄をつかんだ」 死刑制度を考える

オウム真理教元幹部13人の死刑が7月に執行されました。「世論の多数が極めて悪質・凶悪な犯罪について、死刑はやむを得ないと考えている」と上川陽子法相が会見で述べたように、世論調査では容認が多数を占めます。一方、公権力が人の命を奪う「究極の刑罰」だけに慎重論も根強くあります。情報公開のあり方を含め、みなさんと考えます。


【アンケート】死刑、どう考える?


人を殺す 立ち会いで実感 元刑務官 野口善国弁護士


死刑を執行するとはどういうことなのか。強盗殺人事件で死刑が確定した男の執行に立ち会ったのは、刑務官になって間もない1971年末ごろでした。


当時の東京拘置所は執行の前日、本人に告げていて、電報を受け取った奥さんと親戚が慌てて面会にやってきました。奥さんは泣いてばかりで、男は「責任をとるだけのこと。人間はいずれ死ぬ」と慰めていました。30分ほどの面会の最後、奥さんが「息子の顔があなたに似てきた」とだけ言えたのを思い出します。


翌朝、刑場に付き添いました。所長以下10人ぐらいが並び、所長が「何か言い残すことはないか」と尋ねると、男は「お世話になったみなさんと握手したい」と言いました。それが終わると、別の幹部が「決まりだからそろそろ行くぞ」と。布で目隠しをされ、後ろで手錠をされると目の前のカーテンがするすると開き、天井から垂れ下がる縄が現れました。


その下に連れて行くと、足元には1メートル四方ぐらいの踏み板があり、僕はそのそばに立っていました。首に縄がかけられ、幹部が合図をすると、ガラス窓の向こうにいる職員3人が3本のレバーを同時に引きました。誰が直接、命を奪ったか分からないようにする仕組みです。バーンという大きな音で踏み板が開き、男は目の前から消えるように落ちました。


反動で大きく揺れる縄の動きを…


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