段ボール大手のレンゴーが来年4月、定年を現在の60歳から65歳に引き上げる。定年延長を導入する場合、一定の年齢で管理職を外す「役職定年」を設けるなどして賃金水準を下げる企業が多いが、レンゴーは役職定年を設けず、賃金水準も下げないという。
労働組合と合意し、27日に発表した。これまでは、定年後に年収を約4割下げて65歳まで再雇用していた。広報担当者は「原則として59歳時点の賃金水準から下げず、やる気も引き出したい」と話す。現在、再雇用中の人たちも正社員化し、賃金も引き上げる方針だ。今年3月時点の従業員数(単体)は3730人。
2013年施行の改正高年齢者…