埼玉県草加市で8カ月の長女に凍傷を負わせたとして、母親が保護責任者遺棄致傷容疑で逮捕された事件で県警は28日、父親の会社員上久保雄太容疑者(36)=同市新栄1丁目=を同容疑で逮捕し、発表した。「寒い場所に放置しているのは知らなかった」と容疑を否認しているという。
8カ月長女、自宅に放置して凍傷負わせた疑い 母親逮捕
草加署によると、逮捕容疑は1月13日から翌日にかけ、長女をおむつだけで自宅の暖房のないトイレに放置し、両足の指に3~6カ月の凍傷を負わせたというもの。母親の明日香容疑者(24)が長女を放置しているのを見ていながら、助けなかったとみている。
雄太容疑者は離婚して別居した後、当時は同居していたという。署は今月13日、明日香容疑者を同容疑で逮捕。署によると、長女の左足の親指と中指は壊死(えし)したという。現在は快復に向かっているというが、全身に計約20カ所の骨折もあったことから、署はほかに虐待行為がなかったかどうかも捜査を続けている。