埼玉県草加市で生後8カ月の長女に凍傷を負わせたとして、両親が保護責任者遺棄致傷容疑で逮捕された事件で、埼玉県警は30日、母親の無職上久保明日香容疑者(24)=同市新栄1丁目=を長女の頭などを骨折させたとする傷害容疑で再逮捕した。「泣きやまないことに腹が立ってやった」と容疑を認めているという。
草加署によると、上久保容疑者は2017年11月~18年1月15日ごろ、自宅で長女の頭部の左右を拳で殴って骨折させたほか、あばらや右腕を両手でつかんだり引っ張ったりして骨折させ、全治不詳のけがを負わせた疑いがある。上久保容疑者は日常的に暴力を振るっていたことも認めており、長女は全身に約20カ所の骨折があったという。
署は、上久保容疑者と離婚しながら当時は同居していた父親の雄太容疑者(36)も暴行に関与していなかったか調べている。