米アマゾンは20日、「声で操作できる電子レンジ」を11月14日に米国で売り出すと発表した。アマゾンは、スマートスピーカー「エコー」と連動する商品の開発に力を入れており、日常的な家電に音声認識を組み込んでいく姿勢を鮮明にした形だ。日本での発売は未定という。
例えば、マグカップに入れたまま冷たくなったコーヒーを電子レンジに入れ、そばにある「エコー」に、「コーヒーを1杯温めて」と呼びかけると、電子レンジが適切な温度と時間を設定して温め直してくれる。米国では20日から予約注文を受け付ける。価格は59・99ドル(約6700円)。
アマゾンはこの日、車のダッシュボードに取り付けて道順などを聞くことができる「エコー・オート」(日本での発売は未定)など、「エコー」関連などで70の新商品や新サービスを発表した。日本では、前モデルよりも音質が向上したスマートスピーカー「エコー・ドット」(税込み5980円)などを10月30日に発売する。(サンフランシスコ=尾形聡彦)