国連総会の一般討論演説が25日午前(日本時間同日夜)、ニューヨークの国連本部で始まり、トランプ米大統領が演説した。11月の中間選挙を意識し、「公平で互恵的」な貿易を目指した中国との通商紛争で妥協しない姿勢を強調。米国の利益の最大化を目指す「米国第一」主義を改めて前面に押し出した。
トランプ氏の演説は昨年に続いて2度目。冒頭で、「昨年、私は世界が直面する脅威を語った。今日、我々が成し遂げた成果を分かち合いたい。歴代のいかなる米政権が達成した以上のものを2年足らずで成し遂げた」と胸を張った。
その上で「米国の経済はかつてないほど拡大している。株式相場は歴史的な高水準、失業率も50年ぶりの低さだ。大減税も行った。米国はより強く、安全で豊かになった。世界の人々にとっても良いニュースだ」と選挙演説で話す、お得意のフレーズを披露した。
トランプ氏が力を込めたのは中…