外国で育つなどして日本語教育が必要な公立高校生が、全国の公立高校生の平均と比べ、7倍以上の割合で中退していることが明らかになった。こうした生徒の増加に伴い、支援に力を入れる高校は増えているが、まだ少数派だ。専門家は「若者が、社会で力を発揮できるようにしなければならない」と訴える。
日本語教育必要な生徒、1割弱中退 公立高平均の7倍超
「中学も高校も、授業が分からないまま座っていた」
関東地方の公立高校を中退した、フィリピン人のアルバイト女性(25)はこう振り返る。中学1年の時、母親の再婚にともなって来日した。
日本語は全く分からなかったが…