金融庁はシェアハウス融資で多数の不正があったスルガ銀行(静岡県沼津市)に対し、週内にも一部業務の停止命令を出す方針を固めた。執行役員を含む多数の行員が書類改ざんに関与するなど悪質で、厳しい行政処分が必要だと判断した。不正があった不動産投資向けの新規融資を一定期間禁じる方向で、業務改善命令も同時に出す方針。スルガ銀の融資残高3・2兆円のうち不動産投資向けは3分の2の1・9兆円を占める。
銀行への一部業務停止命令は、暴力団融資問題を起こしたみずほ銀行へ2013年末に出された例などがあるが、極めて異例。
シェアハウス投資では、不動産…