12日にサッカーの国際親善試合・パナマ戦(新潟・デンカビッグスワンスタジアム)に臨む日本代表は8日、新潟県内で合宿を始めた。今回は小林悠(川崎)、浅野拓磨(ハノーバー)、大迫勇也(ブレーメン)の3人のFWが選ばれていたが、小林、浅野の2人が負傷のため不参加。代わって、川又堅碁(磐田)と代表初選出となる北川航也(こうや)(清水)が招集された。 合宿初日は代表23人のうち、DF吉田麻也(サウサンプトン)や酒井宏樹(マルセイユ)ら欧州組などの6人をのぞく17人が参加。ランニングやストレッチといった約1時間の練習で終わった。
招集したFW3人のうち、2人が代表に合流できないという事態。森保一監督は「けがをして来られなくなった選手がいるのは、チームにとって痛い。それよりも選手自身が一番痛いことだと思うので、まずは少しでも早く回復することを祈っている」と話した。
ただ指揮官は、代わりとなる選手を呼んだことで「チームとしてまた新たなチャレンジができる」とも語る。そのなかでも新鮮なのは、初代表となる22歳の北川だ。今季J1で11ゴールを挙げるシュートセンスあるストライカーだ。北川は「結果を出して、今後も代表に呼ばれるようにしたい」とこの合宿でのアピールを誓った。(堤之剛)