サッカーの国際親善試合日本―ウルグアイ(16日、埼玉)で失点につながるパスミスをしたガンバ大阪の日本代表DF三浦弦太(23)に、元日本代表DFで主将も務めた宮本恒靖監督(41)が「ミスから学べ」と励ました。19日、2人が大阪府吹田市内で報道陣の取材に応じ、その様子を語った。
日本、ウルグアイ撃破 堂安が代表初ゴール 南野は2発
ウルグアイ戦で先発した三浦。痛恨のプレーが生まれたのは、2―1でリードしていた後半12分だった。相手FWカバニがゴール前に残っているのに気づかずGKに下げたバックパスをさらわれて2点目を献上。その後、攻撃陣が2点を奪って勝利したが、三浦としては悔しい試合となった。
日本代表の森保一監督に高く評価され、強豪相手に抜擢(ばってき)された試合での痛いプレー。三浦を救ったのは日本代表で国際Aマッチ71試合に出場し、2002年、06年と主将としてW杯に出場した宮本監督だった。大阪に戻ってきた三浦に自ら声をかけた。「代表では自分も失点につながるミスをした」と体験談を話した上で、「それを引きずるのではなく、分析して繰り返さないことが大事。ミスから学べることはたくさんある。早めに痛い目をしたとポジティブにとらえてほしい」。国際Aマッチ4試合目での失敗を次に生かすようにと助言した。
偉大な先輩からの言葉を受けて気持ちが楽になったという三浦。「誰でもミスはある。それを減らしていけるようにしたい。あのミスは引きずらないで、次にいけると思う」。20日はJ1の横浜Fマリノス戦(パナスタ)に臨む。苦い経験をバネに再スタートを切る。(岩佐友)