日本ハムは31日、45歳以上の社員を対象に、早期退職者を募ると発表した。社員の年齢構成を変えるねらい。50歳前後が多いことで人員配置が難しいのが課題になっているためという。
同社の2018年10月15日現在の正社員は1736人。早期退職は200人を上限に、来年春に募集し10月に実施する。畑佳秀社長は「人員構成がいびつになっている」と説明した。早期退職の実施とともに、人材の再配置を進める。
この日発表した2018年9月中間決算(国際会計基準)は、売上高が前年比1・4%減の6180億円、純利益は20・6%減の163億円だった。飼料の価格が上昇した一方で鶏肉相場が下落したため、食肉生産販売の事業の利益が減った。(久保田侑暉)