男子テニスのマスターズ・パリ大会は1日、パリで行われ、世界ランキング11位の錦織圭(日清食品)はシングルス3回戦で前週のウィーンの大会決勝で敗れた同6位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)に6―4、6―4で快勝し、8強入りを決めた。2日の準々決勝で同3位のロジャー・フェデラー(スイス)と対戦する。錦織は次週の世界ランキングで9位以内が確定し、昨年9月以来のトップ10復帰を果たす。
錦織は年間成績上位8人が挑むATPツアー・ファイナル(11日開幕、ロンドン)の出場争いで9番手につけている。この日、10番手のジョン・イスナー(米)、11番手のボルナ・チョリッチ(クロアチア)が敗れたため、9番手以内が確定。すでに出場権を獲得しているフアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)が右ひざの膝蓋骨(しつがいこつ)骨折で今季が絶望視されており、繰り上げ出場の公算がより膨らんだ。