岐阜県美濃市の夫婦が6日に市内の山中で行方不明になり、7日に相次いで遺体で発見された。遺体に目立った外傷はなく、県警は2人が道に迷って凍死した可能性が高いとみて、詳しい死因を調べている。
県警関署によると、亡くなったのは美濃市立花の古田清さん(92)と妻の洋子さん(86)。マツタケを採りに3日以降に山に入ったとみられ、同市須原の山道で清さんの軽トラックが発見されていた。洋子さんは車から西に約200メートル離れた水のない沢で仰向けに倒れ、清さんは沢をさらに約500メートル上がった場所で倒れていたという。沢の途中には、2人のものとみられる中身のないかごも見つかったという。(松沢拓樹)