男子テニスで年間成績上位8人が競う今季ツアー最終戦、ATPツアー・ファイナルは11日開幕、シングルスの1次リーグB組で世界ランキング9位の錦織圭(日清食品)は同3位のロジャー・フェデラー(スイス)を7―6、6―3で破り、幸先良いスタートを切った。錦織がフェデラーに勝つのは4年ぶりでストレート勝ちは初めて。連敗を6で止め、通算の対戦成績は3勝7敗となった。
錦織圭、力強く「鉄人宣言」 テニス・ATPファイナル
高身長ばかり、錦織に勝機は? ATPファイナル
勝った錦織はコート上のインタビューで、少年時代のアイドルに勝った感想を聞かれ、「勝てたのはほっとした。僕のアイドルと戦うのは簡単ではない。でも、いつも大きな挑戦だ。初戦の難しさはあったけど、2セット目からは良いプレーが出来た。過去2カ月で2度負けているから、修正する必要があった。フォアハンドを多用し、攻撃的にいくことを心がけた」と振り返った。
B組のもう1試合は同6位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)が同8位のドミニク・ティエム(オーストリア)を破った。