米国進出を加速しているレジャー施設のラウンドワンが、10月に経営破綻(はたん)した小売り大手「シアーズ」の店舗跡地に狙いを定めている。ラウンドワンは米国で2019年度に約10店舗、20年度に約20店舗の新規出店を計画しているが、候補地の7割がシアーズが撤退する商業施設だという。
ラウンドワンの海外店は米国にしかないが、9月末時点で25店舗。今年だけでも6店を開業した。19年3月期の米国の売上高は、前年比45・1%増の168億円になる見通しで、さらに出店を加速させる。
ボウリング場などは広い敷地が必要なため、シアーズがメインテナントになっていた大型ショッピングモールはうってつけだ。(久保田侑暉)