将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(16)と斎藤慎太郎王座(25)の対局が23日午後3時、大阪市の関西将棋会館で始まった。将棋界に八つあるタイトル戦の一つ、第4期叡王戦(えいおうせん、ドワンゴ主催)の挑戦者を決める本戦トーナメントの初戦。持ち時間は各3時間で終局は夜になる見通しだ。 名人への道 藤井聡太 永世七冠 羽生善治 叡王戦は、第3期からタイトル戦となった。全現役プロ棋士に加え、女流棋士1人、アマチュア1人が出場。まず段位別予選があり、16人(九段戦4人、八段戦3人、七段戦3人、六段戦3人、五段戦2人、四段戦1人)が勝ち上がった。本戦トーナメントにはタイトルホルダーら8人も加わり、計24人が競う。最後は挑戦者決定三番勝負が行われる。挑戦者は、高見泰地(たいち)叡王(25)との決勝七番勝負に臨む。 今期は藤井七段も斎藤王座も段位別予選の七段戦を勝ち上がって、本戦に進出した。本局の勝者は、金井恒太六段(32)と対戦する。 日本将棋連盟によると、2016年10月1日付でプロ棋士と認められる四段に昇った藤井七段のデビューからの通算成績は115対局、98勝17敗、勝率8割5分2厘。今年度の成績は32対局、27勝5敗、勝率8割4分4厘。現在、9連勝中だ。 一方、12年4月1日付でプロ四段となった斎藤王座のデビューからの通算成績は290対局、201勝89敗、勝率6割9分3厘。今年度の成績は35対局、25勝10敗、勝率7割1分4厘。現在、6連勝中だ。 ともに好調の両者は公式戦で1… |
藤井七段、斎藤王座との対局始まる 叡王戦・本戦初戦
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