2025年開催が決まった大阪万博をめぐり、大阪市の吉村洋文市長は25日、会場整備のために140億円規模の補正予算案を近く同市議会に提案する方針を表明した。会場となる同市湾岸部の人工島「夢洲(ゆめしま)」への地下鉄延伸に向けた調査費などを盛り込む考えだ。
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吉村氏は同日午前、大阪府の松井一郎知事とともに、25年万博の開催を決めた博覧会国際事務局(BIE)総会出席のため訪問していたパリから帰国。関西空港で記者団の取材に応じた。吉村氏は「(夢洲で)急ピッチで埋め立て造成を始めないと間に合わない。週明けに補正予算を計上する」と語った。
一方、松井氏は夢洲以外での万博関連イベントについて「(周辺首長らから)サテライト(会場)という話はあった。世界中に自分たちの街の良さを情報発信したいということだから、応分の負担をしていただいた上で連携していきたい」と述べ、検討する考えを示した。
万博の準備や運営の主体となる…