「つわりがひどくても言い出しにくい」「無理をして妊娠中毒症になった」。結婚や出産で退職するのが当然視された時代、職場の声をすくい上げ、会社に立ち向かった女性がいます。その闘いに、男性も加わりました。
退職迫られ「男の目を引くうちが花」私は良い子をやめた
「男も女も育児時間を」。1981年、石油会社の労働組合が異色のストライキを始めた。先導役の一人が労組役員で33歳だった柚木(ゆのき)康子さん(70)。1千日を超えるストを続け、その後も「女性が働くことは人権」を信条に、会社と格闘し続けた。
東京都立高校から国公立大学を…