バスケットボールの第70回全日本大学選手権大会は16日、東京・大田区総合体育館で男子決勝があり、東海大(関東1位)が専大(同3位)を88―70で下して、5年ぶり5度目の優勝を果たした。最優秀選手賞には東海大の平岩玄(3年、土浦日大高)が選ばれた。専大は16年ぶりの優勝はならなかった。
ルーキー八村が躍動
東海大の八村阿蓮(あれん)(1年、明成高)が、全米大学体育協会(NCAA)1部のゴンザガ大で活躍する兄・塁に負けじと13得点の活躍を見せ、5年ぶりの優勝に貢献、大会優秀選手にも選出された。
阿蓮は身長198センチ。203センチの兄に劣らぬ体格で、1年生ながらも先発入りを勝ち取った。同じく1年で司令塔の大倉颯(北陸学院高)とのコンビネーションを武器に、この日は13得点8リバウンド。「先輩たちの支えでのびのびプレーすることができた」
兄は米プロ・NBA入りも目されている存在。阿蓮は「努力の量では自分も負けられない。塁も応援してくれているので、成長した姿を見せたい」と話した。