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三菱自が報酬委設置、ゴーン前会長を調査 公表は越年も

三菱自動車は17日、東京都内の本社で取締役会を開き、社外取締役らが中心となって役員の報酬を決める「報酬委員会」を同日付で設置することを決めた。益子修・会長兼最高経営責任者(CEO)が取締役会後に記者団の取材に応じ、「取締役会の強化を図ることにした」と狙いを説明した。


報酬委員会は、軽部博氏(日産自動車最高財務責任者)、小林健氏(三菱商事会長)、幸田真音氏(作家)の社外取締役3人と、益子氏がメンバーとなる。


三菱自は、日産の役員報酬の虚偽記載で逮捕された前会長のゴーン容疑者が三菱自でも不正をしていなかったかを調べている。「調査対象のメールや資料が膨大で、報告できる段階ではない」(益子氏)ため、調査結果の公表は越年する可能性もあるとしている。


三菱自は先月26日の臨時取締役会で、日産と同様に、ゴーン容疑者の会長職の解任を決定。後任会長は暫定的に益子氏が兼務している。(上地兼太郎)


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