今季から新設されたカーリングのワールドカップ(W杯)の第2戦で初優勝を飾ったロコ・ソラーレの選手4人が17日、米国から羽田空港に帰国した。銅メダルに輝いた平昌(ピョンチャン)五輪で話題になった「そだねー」が、遠征の期間中に新語・流行語大賞の年間大賞に決定。授賞式には参加できなかったが、その感想は?
今年の流行語大賞は「そだねー」 尾畠さんは受賞者辞退
受賞の一報は、五輪を一緒に戦い、現在はチームの代表理事を務める本橋麻里からLINEを通じて入った。「朝起きたら、麻里ちゃんから連絡が来ていて。写真も一緒に『大賞とったよ』って」とスキップの藤沢五月は言う。満面の笑みで、「カーリングを知ってもらえた証し。これで終わらないように、もっともっと身近に感じてもらえるようにしたい」。
サードの吉田知那美は、「(受賞が決まった後に)朝食会場に行ったら、男子チーム(コンサドーレ)が盛大に拍手で盛り上げてくれました。私たちより盛り上がっていました」と明かした。
「そだねー」は、「口癖なので、今でも使っています」と4人は口をそろえる。ただ、報道陣から「カメラに向かって、ぜひ」というリクエストが飛び出すと、藤沢が「試合でいっぱい言っているので、ぜひ試合を見にきて下さい」と笑顔でかわした。
五輪銅メダル、W杯初制覇に加えて、流行語大賞のおまけつき。盛りだくさんだった2018年も、あとわずかだ。「今年を振り返って、漢字一文字で」という要望が報道陣から出ると、それぞれ顔を見合わせて困り顔。「難しいなー。先に言ってもらえていたら、機内で考えたのに……」。吉田知は苦笑交じりに、「ブログで発表するとかでもいいですか? 続きは、ブログで!」。(吉永岳央)