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MRJも受験 来年1月に国の飛行試験、実用化の関門

国土交通省は、三菱航空機が開発するジェット旅客機「MRJ」が、来年1月下旬から国交省の飛行試験を受けると発表した。この試験は航空機開発の関門の一つで、MRJの開発は最終段階に入った。


国産初のジェット旅客機MRJ


試験は米国ワシントン州で始める。一般的に年単位を要し、審査を通過すれば「型式証明」が発行される。型式証明は当局が安全性を担保するもので、航空機事業の実用化に向けて取得が欠かせないものだ。


MRJは2008年に事業化された。納期を5度延期し、いまは20年半ばに機体納入を始める予定だ。社内的な飛行試験は16年秋から米国で行っており、飛行時間は計2400時間を超えた。


今は、設計の見直し作業も進めている。当初は17年秋に終える見通しだったが、まだ終わっていない。国交省の試験はひとまず旧設計機で行うが、型式証明の取得には新設計機による試験が不可欠。設計変更が長引けば、試験にも影響がでる可能性がある。


また、三菱航空機は20日、カナダの航空機大手ボンバルディアによる同社への訴訟を却下するよう、米シアトルの連邦地裁に申し立てた。ボンバルディアは10月、自社の企業秘密を不当に使われたとして三菱航空機を提訴していた。(友田雄大)


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