連休明け25日の東京株式市場では、米国市場での株価急落を受け、日経平均株価が大幅に下落。昨年9月以来1年3カ月ぶりに2万円の大台を割り、下げ幅は一時1千円超に達した。中国・上海などの株価指数も下落し、米国発の世界株安となった。米中貿易摩擦による世界経済の先行き不安に加え、トランプ米政権の不安定さが市場を揺さぶっている。
日経平均は取引開始直後から売り一色となり、5営業日連続で下落。10月初めの年初来高値からの下げ幅は一時5千円超に達した。午前の終値は前週末終値より1018円74銭安い1万9147円45銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は74・27ポイント低い1413・92。市場では「投資家の不安心理が急速に高まっている」(大手証券)との声が出た。
東京外国為替市場ではリスク回…