ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王はクリスマスの25日、バチカンで全世界に向けた平和のメッセージを発表した。
北朝鮮訪問「招待状来れば、必ず返答する」 ローマ法王
朝鮮半島情勢については、「一体となって友愛の結束を固めることが、ともに発展と幸福をもたらす解決に向けた和解の道となる」と語った。
法王は人種や言語、文化の違いは「不利益や危険ではなく、豊かさの源になるものだ」と強調。米軍が撤退を表明したことで内戦の激化が懸念されるシリアについては「住む場所を追われた人が再び平和な祖国に戻れるよう、国際社会が政治的な解決に向けて決然と対応すべきだ」と述べた。(ローマ=河原田慎一)