北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長が24日、特別列車でロシア極東のウラジオストク駅に到着した。25日にプーチン大統領と初会談する。北朝鮮の最高指導者の訪ロは、2011年8月の金正日(キムジョンイル)総書記(当時)以来、8年ぶり。正恩氏は非核化を巡る米朝交渉が停滞するなか、段階的な制裁緩和に理解を示すプーチン氏と関係を強化し、共同歩調を求める考えとみられる。
正恩氏、ウラジオストク到着 あすロ朝首脳会談へ
正恩氏はウラジオストク駅前の広場で、ロシア政府による歓迎式典に出席した。その後、平壌から持ち込んだ高級車で首脳会談の会場とされる郊外の極東連邦大学に入った。ロ朝国境近くのハサン駅ではロシア国営テレビの取材に応じ、「プーチン大統領との会談で、地域情勢を安定管理する有益な対話ができる契機になると信じている」と述べた。
正恩氏が会談で期待するのは、…