サッカーのアジア杯は5日(日本時間6日未明)、アラブ首長国連邦(UAE)で開幕。2大会ぶり、5度目の優勝をめざす日本は、9日の初戦を前に災難に見舞われている。攻撃の主力だったMF中島(ポルティモネンセ)が右足のケガで離脱することになったほか、守備的MF陣に合流遅れや離脱者が出ている。
「優勝して日本のスターに」 堂安律、アジア杯に挑む
日本協会によると、背番号10を背負う中島は2日に所属チームの試合で痛めたという。4日に遅れて合流したが、5日に離脱が発表された。代わって、ワールドカップ(W杯)ロシア大会で2得点し、16強入りに貢献したMF乾(ベティス)が追加招集。森保監督がW杯後に就任してから初めて代表に選ばれた。
4日の練習で右太もも裏を痛めたMF守田(川崎)も外れ、UAE・アルアインのDF塩谷が登録された。守備的MFの遠藤(シントトロイデン)も発熱のため、5日にようやく合流するなど不安を抱える。
優勝した2011年大会も、初戦の直前で選手変更があった。酒井(マルセイユ)は4日の練習後、「緊張感が走るのはいいこと」と言ったが、チームには想定外の状況が続いている。(アブダビ=勝見壮史)