小池百合子・東京都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」の都議3人が7日、党内の意思決定が不透明だなどとして、離党届を提出した。離党者は一昨年10月の音喜多駿、上田令子の2氏と合わせて5人になる。同会は都内の選挙で苦戦が続いており、求心力の低下があらわになった形だ。
離党するのは、奥沢高広、斎藤礼伊奈、森沢恭子の3都議。3人は都庁で記者会見し、今後、無所属として活動し、新会派「無所属 東京みらい」を立ち上げる考えを示した。党の政策や選挙での公認決定をめぐり、「私たちに寄せられた都民の意見が(党内で)吸い上げられず、意思決定が不明瞭」と批判。奥沢氏は「党の政治姿勢や活動内容が都民に受け入れられていない」と指摘し、「都議選で、古い議会を新しくすると表明した。当時掲げたことに純粋に取り組む」と述べた。森沢氏は「小池知事に反旗を翻すわけではない。小池知事の東京大改革をアプローチを変えて支える」と述べ、今後も小池氏を支持するという。
3人の離党で、都民ファースト…