昨年誕生した福岡県警のDJポリスとして活躍する男性警察官が、「家族バンド」の演奏を通じて交通安全や防犯の啓発活動をしている。こちらは業務ではなく趣味の活動だが、ほほえましい父娘の共演ぶりも話題となって、高齢者施設や地元のイベントなどでの出演依頼が増えている。
「バンドの代表ですが、普段は福岡県警のおまわりさんをしています」
昨年11月3日、大野城市南デイサービスセンター南風で、80~100歳代の利用者約40人の前であいさつをしたのは、福岡県警交通企画課の神矢直樹さん(39)。代表を務めるバンド「Blue(ブルー) Bear(ベアー) Project(プロジェクト)」と、大野城市のフラ・タヒチアンダンスのチームが「上を向いて歩こう」「みかんの花咲く丘」といった歌やハワイの曲、踊りを披露した。
神矢さんがメンバー4人の紹介を始めた。
「バンドのメンバーには長女、義理の姉もいます」
「フラガールの中には私の妻がいます」
木製打楽器のカホンは神矢さん…