大阪産業大学(大阪府大東市)の柔道部員を棒で殴打したとして、府警は10日、当時の柔道部のコーチだった男性(24)を傷害容疑で書類送検した。男性は「力任せにたたいてしまった。やり過ぎた」と供述したという。
四條畷署によると、男性は昨年6月15日、学内で練習中に男子部員(19)に「態度が悪い」と腹を立て、木製の棒でたたいた疑いがある。腕をたたかれた部員は神経マヒなどを引き起こす「コンパートメント症候群」と診断され、今も手に痛みやしびれが残り、リハビリが必要という。
部員の家族からの連絡で発覚し、大学は昨年9月に男性とのコーチ契約を解除した。大学は「深くおわびする。健全な運動部運営の確保に努め、学生へのケアと再発防止に取り組む」とのコメントを発表した。