埼玉県富士見市勝瀬の国道254号で、14日午後10時15分ごろ、歩行者の女性が、走ってきた乗用車3台に相次いではねられ、死亡した。女性は30~70代くらいで、県警東入間署が身元を調べている。
同署は、1台目を運転していた自称東京都新宿区西早稲田2丁目の会社員原田直樹容疑者(30)、3台目を運転していた埼玉県川越市木野目の会社員塚田博文容疑者(35)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕し、同致死に切り替えて調べている。2台目を運転していた介護職員男性(39)は、救護措置を取らず一度現場から立ち去った疑いがあるとして、同法違反(過失運転致死)とひき逃げの疑いで調べている。
現場は片側2車線の直線道路。署によると、原田容疑者が「歩行者と車が接触する事故を起こした」と110番通報。署員がかけつけると、原田、塚田両容疑者が現場に残っていた。後から介護職員も戻ってきたため事情を聴いたという。原田容疑者は女性が道路に倒れていたと話しており、この3台以前にはねられた可能性もあると見て調べている。