19日のシングルス3回戦に臨む女子の大坂なおみと、男子の錦織圭(ともに日清食品)は18日、ともに会場で汗を流した。
大坂なおみ、58分で初戦突破 「自分の時間楽しめた」
昨年の全米オープンに続く4大大会2連勝に挑む大坂は、日本時間午前9時開始の第1試合で、第28シードの謝淑薇(台湾)と顔を合わせる。初対戦だが、「彼女がトリッキーな武器を色々と繰り出してくるのは分かっている」と緩みはない。ただ、腰の状態が気がかりだ。17日の2回戦では、第2セット途中でトレーナーを呼んだ。試合後の会見では「大したことではない。私が注意すべきことはあるけど、教えない」などと話し、報道陣をけむに巻いた。だが、18日の練習では再び腰の辺りを気にするそぶりを見せ、約15分でコートを引き上げた。
一方、錦織は、大坂の直後の試合で、過去1勝1敗の世界ランク44位のジョアン・ソウザ(ポルトガル)と対戦。59本のサービスエースを浴びた2回戦から一転、自分と似たタイプの相手にストロークの応酬が予想され、ラリーの感触を確かめた。2戦連続でフルセットを戦ったが、疲れた様子はなく、前回出場した17年大会以来となる16強入りに状態は万全だ。(富山正浩)