南米ブラジル南東部ミナスジェライス州ブルマジーニョで25日午後、鉱業用のダムが決壊し、付近の集落などが土砂にのみ込まれた。州知事は7人が死亡し、150人が行方不明だと発表した。
近くには、前衛芸術家の草間彌生さんの作品も展示する屋外現代美術館「イニョチン」がある。美術館によると、職員や来館者が避難したが、これまでのところ作品などの被害は確認されていないという。
報道によると、ダムは鉱山会社ヴァーレが所有し、鉱物の選別などのため2014年まで使われていた。流出前、ダムには100万立方メートルの土砂がたまっていたとみられる。土砂には有害な重金属などが含まれる可能性もある。同社は「詳細は確認中。決壊の原因はわからない」としている。
現地テレビ局が上空から撮影し…