仏ルノーと日産自動車の提携関係をめぐって、フランスのマクロン大統領は27日、訪問先のカイロで「両社のアライアンス(提携)のバランスが変わらないよう注意を払っている」と記者団に語った。AFP通信が伝えた。
ルノーが日産に43%出資する一方、日産のルノーへの出資は15%にとどまり議決権もない関係をめぐっては、業績で上回る日産が見直したい考えだ。
だが、マクロン氏は「今起きていることが、提携のバランスをひっくり返す性質のものとは全く思わない」と話した。会社法違反(特別背任)などの罪で起訴されたカルロス・ゴーン被告(64)が両社の会長を退いても関係見直しの理由にはならない、との見解を示し、日産側を牽制(けんせい)した。
マクロン氏は、ゴーン被告の勾…