仏ルノーが14日発表した2018年12月期通期の決算は、売上高が前年比2%減の574億1900万ユーロ(約7兆2千億円)、純利益が同37%減の33億200万ユーロ(約4150億円)だった。減益は5年ぶり。イランやトルコなど新興国市場で販売が低迷し、筆頭株主である日産自動車から受け取る株式持ち分の利益が減ったことも響いた。
本業のもうけを示す営業利益は同22%減の29億8700万ユーロ(約3700億円)。昨年のグループ世界販売台数は同3%増の388万台と過去最高を記録したが、決算上の売上高に計上されない、中国の華晨汽車集団と新設した商用車の合弁会社の販売を除くと同1%減の371万台だった。
主力市場の一つの中東の販売台…