カーナビ大手パイオニアが3月に株式上場を廃止する。音響分野を中心とした高い技術力で存在感を放ってきた企業は、どこで失敗したのか。
パイオニアが香港ファンド「ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア」の完全子会社となって抜本的な再建をめざす案が、今月25日の臨時株主総会で承認された。
パイオニア、香港ファンドの傘下入り可決 臨時株主総会2019年1月25日15時22分
「中国に技術奪われるのでは?」 パイオニア株主の心配
「これから3年ぐらいは赤字になると思う」
「ベアリングは5~7年、最悪10年かかってでも再成長させる意思を持つ」
株主総会で森谷浩一社長はこう述べ、再建案への理解を求めた。
当面は非正規を含む従業員の3…