独裁的な支配を続けるマドゥロ大統領と米国などの支持を受ける反マドゥロ派の対立で政情不安が続く南米ベネズエラをめぐり、ウルグアイの首都モンテビデオで7日、中南米5カ国と欧州8カ国、欧州連合(EU)による連絡調整グループの初会合が開かれた。大統領選の実施を求める宣言を採択したが、メキシコとボリビアは署名しなかった。
採択した宣言は、「自由で透明かつ信頼できる大統領選などを通じ、武力を用いることのない、平和的かつ民主的な解決に向け支援する」とし、両陣営に対し、信頼できる選挙プロセスの早期確立や人道支援物資の搬入を認めるよう求めた。
会合は当初、中立の立場のウルグアイとメキシコがマドゥロ派と反マドゥロ派の対話の場として用意したが、両陣営は参加を見送った。その後、ウルグアイとEUが呼びかける連絡調整グループの会合に変更された。反マドゥロ派のグアイド国会議長を暫定大統領と承認した米国やEUなどとは距離を置くボリビアやイタリアなどの国々も参加した。
会合後の記者会見で、EUのモ…