日本水泳連盟の競泳のコーチ陣が集まり、強化方針などを話し合う競泳委員会が13日、東京都渋谷区の岸記念体育館であった。競泳女子の池江璃花子選手(18)=ルネサンス=が12日に白血病と診断されたと発表したことを受け、会議終了後に取材に応じた日本代表の平井伯昌監督は、「詳しい病名や治療法がわからない以上、今は周囲が動くよりも静観しなければならない。まずは回復を祈るだけ」と語った。
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平井監督によると、委員会の冒頭で前日の報道を基に池江選手が白血病と診断されたことを報告し、「競泳委員会で一致団結していこう」という話をしたという。2020年東京五輪の選考方法については、「そういうのは今はお答えする段階ではないのかなと思っております」と話した。
池江選手自身が4月の日本選手権に出場しないことを表明したため、東京五輪のリレー種目の出場がかかる7月の世界選手権(韓国・光州)は池江選手抜きでの戦いになる。平井監督は「選ばれた選手がチャレンジするしかない」とほかの選手の奮起を期待した。