野中生萌(みほう、TEAM au)と野口啓代(あきよ、同)を中心に東京五輪で金メダルが期待されるスポーツクライミングの日本女子だが、強力なライバルがいる。スロベニアの19歳、ヤンヤ・ガルンブレトだ。
ガルンブレトは今季のワールドカップ(W杯)で、12メートル超の壁をどこまで登ったかを競う「リード」部門で3年連続総合優勝を果たした。全7戦に出場して優勝4回、2位3回。自身のフェイスブックに「今年はたくさんの夢がかないました」とつづった。
今季、ボルダリングのW杯では、日本は国別ランキング1位。野中が年間優勝を果たし、野口がランキング2位に入った。ガルンブレトは4位だが、高校の卒業時期と重なったこともあり、出場を7戦中3戦に絞ったから。3戦の内訳は優勝2回で2位が1回。「卒業試験とたくさんの試合。クレージーな1年で、心も体もクタクタ」という中での成績だ。
実際、9月の世界選手権のボル…