バドミントンのダイハツ・ヨネックスオープンが11日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕し、男子シングルスの1回戦で世界選手権優勝の桃田賢斗(NTT東日本)がデンマーク選手を2―0(21―9、21―10)で下した。女子シングルスの奥原希望(日本ユニシス)は試合途中に相手の香港選手が足を負傷して棄権。山口茜(再春館製薬所)もストレートで勝ち、2回戦へ進んだ。
空調の風向きを日本勢体感
2年後の東京五輪会場で初めて行われた大会。空調の風向きや施設の形状が試合の流れを左右するバドミントンで、日本選手の反応はさまざまだった。
第1試合に登場した桃田は「すごく見やすかった。風もあまりなく、天井も高すぎず。良い感触でプレーできた」。世界選手権では1ゲーム奪われた相手に、難なく快勝した。
一方、桃田の次に試合をした奥原は「私は微妙に風を感じた。感覚のずれを修正できなかった」。第2ゲームで外れると思って見送ったシャトルがコート内に落ちる失点も重なった。試合中に相手が負傷して37分間で試合が終わり、「ちょっと不安も残る。早く対応できるようにしなきゃ」と話した。