2020年東京五輪・パラリンピックでアーチェリーの予選が行われる「夢の島公園アーチェリー場」が東京都江東区に完成し、約9億円かけて整備した東京都が28日、披露式典を開いた。小池百合子知事は「末永く愛される場所にしたい」と話した。
式典で、五輪銀メダリストの山本博さんは「素晴らしい会場で、選手たちは最高の記録を出せると思う。ぜひ応援してほしい」と話した。
競技場は、シューティングラインに暑さ対策や車いすでの移動に配慮した遮熱性舗装が施され、約130メートルにわたって日よけの屋根を設置。21本のシューティングレーンを設けることができる会場の広さは約2ヘクタールで、大部分に芝生が敷かれた。大会後はアーチェリー大会の開催のほか、自由に利用できる憩いの場になるという。決勝の会場は今後、隣接する陸上競技場に大会組織委員会が仮設で整備する。(斉藤寛子)