大学入試のシーズンを迎え、医学部で不適切な入試を指摘された大学も合格発表を始めている。しかし、不適切な入試が行われた理由や、大学側の対応についての説明が不十分な例も目立つ。「立場の弱い受験生につけこんだ対応だ」という批判も出ている。
一連の問題の発端となった東京医科大では16日、医学科の合格発表があった。大学の発表によると、一般入試で34人、センター試験利用入試で12人の計46人が合格。当初は二つの入試で計90人を入学させる予定だったが、女子や浪人回数の多い受験生が一律に不利な扱いを受けた2017年度と18年度の入試で不正に不合格となり、追加合格を認めた44人を受け入れるため、ほぼ半減させた。
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