世界最大の携帯電話関連の展示会「MWC」がスペイン・バルセロナで始まるのを前に、海外の大手端末メーカーが24日、現地でスマートフォンの新作を相次いで発表した。「5G」(第5世代)と呼ばれる超高速の移動通信方式が今年から各国で実用化されることを受け、各社とも5G対応の端末を披露した。
取材2年、ついに現れたボス 華為に見る中国企業の宿命
初めて応じたファーウェイ創業者「客の機密、提出ない」
中国の華為技術(ファーウェイ)は、画面を外向きに曲げて二つに折りたためる「Mate X(メイト テン)」を発表した。5G対応で、今年半ばに売り出す。
広げると画面は8インチで、小型のタブレットと同じぐらいだ。大画面で動画を楽しんだり、2画面に分けて二つの作業をしたりすることができる一方で、タブレットより軽くて持ち運びやすいと強調した。ただ、価格は2299ユーロ(約28万7千円)とかなり高価だ。
折りたたみのスマホは、中国の新興メーカーが昨年末に発売して先行。スマホの世界シェア首位の韓国・サムスン電子も、画面を内側に曲げて折りたたむタイプを1980ドル(約21万7千円)で4月から売り出すと20日に発表した。
韓国のLG電子はやはり5G対…