政府の規制改革推進会議は26日、今後重点的に取り組む項目を決めた。保育士や介護福祉士が結婚や離婚で名字が変わっても旧姓を使用できるよう、5~6月ごろにまとめる答申に盛り込むことを目指す。
保育士や介護福祉士は現在、結婚や離婚などで名字が変わった場合、登録証の書き換え申請が義務付けられている。同会議は重点項目に「女性の仕事の継続性の観点から旧姓使用の範囲を拡大する」と盛り込み、保育士や介護福祉士でも旧姓使用を認めるよう議論を進める。
片山さつき・規制改革担当相は同日の記者会見で「驚くべきことに国家資格で(旧姓使用が)認められていないものが現実にある」と指摘した。