米電気自動車(EV)メーカーのテスラは2月28日、比較的安価な「モデル3」で最安となる「3万5千ドル(390万円)」のタイプを売り出すと発表し、ネットで注文受け付けを始めた。安価なタイプの発売が遅れが続いていたが、急きょ販売開始を発表した。
新たに発売されるのは、1回の充電で走れる距離が352キロ(220マイル)の「標準型」。米国では注文から2~4週間で顧客に届く。米国以外の地域は3カ月~6カ月後の投入予定。
イーロン・マスクCEO(最高経営責任者)は1月末、「3万5千ドル」モデルの投入時期について「おそらく今年の中ごろ」と語っていたが、発売時期を急きょ前倒しした。
また、テスラは今後、コスト削減のため販売はすべてネット上で行い、販売店は一部を残して閉鎖するという。米国では電話を通じて注文できるようにもする。電話販売は米国外にも広げる。ネット販売への移行により、販売中の全車種を平均6%値下げする。
テスラは新製品発表やコスト削…